飛び込み営業やテレアポのような従来型の営業から、Web広告やWebメディアを通じて集客を行う、いわゆるインバウンドマーケティングがIFA法人のなかで注目されています。
なかでも効果が出やすいオウンドメディアの運営は、IFA業界だけでなく、証券会社や銀行でも力を入れている分野になります。
この記事では、IFAがオウンドメディアを運営するメリットと注意点をお伝えします。
IFA法人が運営しているオウンドメディアの事例についてもみていきますので、Webマーケティングに関心のあるIFA事業者は是非ご参考ください。
IFAがオウンドメディアを運営する4つのメリット
はじめに、IFAがオウンドメディアを運営するメリットをお伝えします。
【IFA法人がメディアを持つ4つのメリット】
- 見込客を効率的に獲得できる
- 発信を通じて情報整理ができる
- ブランディングを強化できる
- 採用に繋がる
見込み客を効率的に獲得できる
オウンドメディアを運営する大きなメリットとして、見込客を効率的に獲得できることが挙げられます。
ターゲット(読み手)のニーズに合致したコンテンツを発信することで、お問い合わせや会員登録にまで繋げることができます。お客様の方から情報を求めているため、いわゆる優良見込客が獲得できるのです。
オウンドメディアで一度作ったコンテンツはWeb上に残り続けますから、半永久的に集客に寄与する媒体となり、営業効率は格段に向上します。
発信を通じて情報整理ができる
IFAがオウンドメディアを運営する場合、資産運用やライフプランニングについて発信する場合が多いと思います。
IFA自身で記事を執筆する場合は、発信を通じて日頃インプットしている情報を整理できる良い機会になります。読み手を意識して記事にするのですから、執筆を通じて提案手法に更に磨きがかかるかもしれません。
また、記事の執筆を弊社のようなWeb制作会社に依頼する場合でも、記事の確認を通して更なるインプットができますから、オウンドメディア運営は情報整理の良い機会になるのです。
ブランディングを強化できる
今でこそ増えてきていますが、オウンドメディアを立ち上げているIFA法人はまだまだ少ない印象です。所感ですが、IFA法人約600社中、5〜8社程度だと思います。(2022年5月時点)
積極的に情報提供している会社を嫌う理由はどこにもありません。むしろ、読み手からすれば信頼度の向上に繋がります。お客様としても、情報提供してもらえていると感じれば、メディア運営自体がフォローにもなります。
オウンドメディアを通じて、信頼できる会社としてのブランドを形成することができます。
採用に繋がる
オウンドメディアを通じて様々な情報発信を行うと、お客様だけでなく求職者の目にも留まるきっかけになります。
勉強や情報収集の一環として、証券パーソンや銀行員はいろんなメディアを読んでいると思います。そのなかで有用な情報が見つかれば、その運営元に興味が湧くのは自然であり、転職を検討している業種であれば応募する可能性も大いにあります。
発信するコンテンツの種類や質にもよりますが、オウンドメディアは集客だけでなく採用にも大きく貢献する媒体なのです。
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IFA法人がオウンドメディアを運営する際の注意点
次に、IFAがオウンドメディアを運営する際の注意点をお伝えします。
【IFA法人がメディア運営する際の注意点】
- 計画的に運営する
- 中長期的に取り組む
- 検索意図を明確にする
計画的に運営する
オウンドメディアは集客にも採用にも有用な媒体ですが、無計画に発信しても期待するほどの効果は出ません。
- どのような記事を発信するか〈例〉株式投資、投資信託…etc
- 更新頻度はどのくらいか〈例〉毎日、毎週、月2回…etc
- どのようなKPIを設定するか〈例〉PV数、お問い合わせ数、口座開設数
最低でも上記3つの項目は設定し、計画的に運営していくことが重要です。
もちろん、オウンドメディアですから運営方法は自由です。柔軟に計画を変えることは全く悪いことではありません。無策に取り組むことが非合理的なのです。
もっとも、オウンドメディアに限らずブログでもSNSマーケティングでも同じことが言えるので、Webマーケティング全般を計画的に取り組むことが重要です。
中長期的に取り組む
オウンドメディアなどのWeb媒体で効果を出すには、3〜6ヶ月ほど掛かることが多いです。
Googleの検索アルゴリズムが、各記事を認識(インデックス)します。その上で、類似記事と比較し、優良な記事を検索上位に表示させていきます。この作業に3〜6ヶ月ほどかかるのです。
既に取得期間が長いドメイン(中古ドメイン)を使用したり、SNSなどを駆使してPV数を早期に急増させられれば、この期間を短くすることはできます。
1週間や1ヶ月では目に見える成果は出にくいですが、一般的には3〜6ヶ月もすれば定量的な効果を実感できるはずです。
中長期的に取り組むことが重要です。
検索意図を明確にする
検索順位を上げるためには、読み手にとって良質な記事を発信することが重要です。しかし、何を持って”良質な記事”と言えるのでしょうか。
様々な要因がありますが、代表的なものとして「検索意図を満たす」ことが挙げられます。
検索意図とは、GoogleやSafariなどの検索エンジンでユーザーが検索をした際に、その検索ワードを入力した目的のことです。文字どおり、”検索”した”意図”のことですね。
例えば、「500万円 資産運用 初心者」と検索して、ヘッジファンドや仕組債などでの運用をおすすめする記事は、果たして検索者のニーズを満たすことができるでしょうか。
それよりも、例えばNISAの活用方法や積み立て投資を解説する記事の方が読者の目的を解決しそうです。
このように、まずはターゲットを明確にした上で検索意図を予想し、ターゲットが抱える悩みを解決するような記事を発信することが重要なのです。
IFAのオウンドメディア例
最後に、IFA法人が実際に運営しているオウンドメディアの事例を見ていきましょう。
F-Style Magazine(ファイナンシャルスタンダード株式会社)
「F-Style Magazine」とは、金融・投資信託・相続・不動産など「資産運用」にまつわる最新情報・ノウハウを発信しているメディアです。ファイナンシャルスタンダード株式会社が運営しています。
同社は主に投資信託による運用や、相続対策などソリューション提案に強みを持つIFA法人です。
積立投資や相続税対策など、資産形成に関する様々な情報を発信しており、まさにターゲットを意識したオウンドメディア運営の好事例と言えます。
同社を含めた大手IFA法人各社を解説している記事もあるので、併せてご参考ください。
Money Hub(株式会社Fan)
年金、退職金、教育資金などライフプランに役立つ様々なコンテンツを発信しています。同社が開催する資産運用セミナーや、公式YouTubeへの導線があり、集客に貢献している媒体と言えます。
お客様の方からお問い合わせがくる、まさにインバウンドマーケティングの良い例だと言えるでしょう。
まとめ
今回は、IFAがオウンドメディアを運営するメリットと注意点をお伝えしました。
オウンドメディアは集客面でも採用面でもメリットの大きい媒体ですが、実際に効果を出すにはマーケティング人材が必要です。適切かつ有用な情報を発信するためには、当然ながら、IFAへの理解と資産運用に関する知見も必要です。
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